日々徒然
2020年02月04日
弁護士 入江秀子が日々の雑感や感じたことなどを綴って参ります。
中学生のころに読んだヘルマン・ヘッセの詩が、それ以来、人生の指針となっているものがあります。
『困難な時期にある友達たちに』の一節です。
「~日の輝きと暴風雨とは
同じ空の違った表情にすぎない
運命は、甘いものにせよ、苦いものにせよ
好ましい糧として役立てよう。
魂は、曲がりくねった小道を行く
魂の言葉を読むことを学びたまえ!
今日、魂にとって苦悩であったものを
明日はもう魂は恵みとして称える ~」
【訳 高橋 健二】
どんな経験もそれを糧とすれば、決して無駄なものなどない。
また、糧とするぞ、との気持ちがあれば、如何なる境遇も経験も前向きに捉えることができる。
紛争に巻き込まれた方にとっては、その渦中にある今が、さぞかし辛く感じられることと思います。
紛争に巻き込まれないことに越したことはありませんが、既に生じてしまったことは仕方がありません。
この経験も、きっと自分の人生にとってプラスになることを信じて、前に進んで欲しいと思います。