ご挨拶

 

新緑の眩しい季節になりました。

 

 ニュースレターの前号はコロナ禍第3波の中、本号はコロナ禍第4波でのお届けとなりました。先行きの見えない状況にありますが、この度は、ワクチン接種が本格化し始めており、社会活動の復活へ繋がることを願うばかりです。


 裁判のIT化も、三密回避の要請で現行法のままでかなり促進されたようですが、いよいよ法改正が必要な段階に至ったようで、今後の動向が注目されるところです。


 また、裁判所の調停制度は、来年令和4年で100周年を迎えるそうです。ここ数年間で、家事事件の件数は増え続け、代理人の就任率も高くなっているようです。調停制度は、当事者が公正中立な調停委員会を仲立ちとして話し合い、自発的に紛争解決に至るという点で、日本人の気質に合った制度だと思います。


 もっとも、紛争を裁判所に持ち込んでいる点では、当事者同士のみでの協議は難しかった事案であることも押えておく必要があるでしょう。公正中立な裁判所の調停制度を利用するのは、紛争解決が法の枠組みの中で行われることを望んでいるからに外なりません。ひと昔前は、「話し合って」「譲歩して」を繰り返すばかりで、解決方法が丸投げされる調停もありましたが、最近は、調停委員の方と裁判官とが期日前に良く評議されていて、法的判断を前提に調停を進めて頂けることが殆どになりました。これが全国的に更に徹底されて行くことが望まれます。


 このように、訴訟の形態だけでなく、様々な形態がある裁判制度ですが、どの制度を選択するか、ご本人の意向や事案に応じて適切にアドバイスして行けたらと思っています。

弁護士 入江秀子

 

あおぞら通信  (オンライン法律相談について)

  
 オンライン法律相談について
当事務所でも、弁護士ドットコムのシステムを利用したオンライン相談をはじめました。

 

 

 開始にあたって相談者・弁護士双方が、通信環境・推奨環境を満たした上で、スムーズに会話ができるかどうか、事務所とスタッフ自宅との間でリモート接続のテストを行いました。

 

 その結果、環境を満たした場合でも使用するデバイスのスペック(例えば古い機種であったり)によって、会話中に音声が途切れる等の事象も見られました。

 

 時世に対応したツールも備えつつ、事務所ではコロナ対策をしっかりとしておりますので、どうぞ安心してご相談にお越しください。

 

(byスタッフK)

 

四谷探訪(四谷警察署)

 事務所開設時には施工中でした「四谷警察署」が去年の5月に竣工移転し、約1年が経ちました。


 事務所のビルを出ると、着ぐるみのピーポ君が歩いていたり(1回だけ)、白バイの方々が出動していたり(これはたくさん見る)、たまに大勢の報道陣の方が三脚片手に移送写真撮影のために張り込んでいたりはしますが、一見、警察署とは思えないくらい、周りのビル群に溶け込んでいます。


 そうであっても、ビル正面の壁面には、ピーポ君のオブジェクトが笑顔で敬礼、玄関脇には、男女の可愛いタイプの警察官の人形がそれとなく飾ってある等と、道行く人が親しみを感じるアプローチも忘れていません。

 

 都民の安全を守ってくださっている警察官の方々を身近に感じ、心強い限りです。

 

          

 

 

(by スタッフⅠ)

 

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