四谷探訪(事務所周辺情報)
2026年01月09日
当事務所ビルから徒歩10分程度、四谷の寺町にある日蓮宗の寺、戒行寺は、文禄4年(1595年)に麹町で「戒行庵」として創建され、のちに江戸城外堀拡張に伴い寛永11年(1634年)に現在の四谷へ移転しました。

寺の境内には、火付盗賊改役として知られ、後に時代小説やドラマで“鬼平”のモデルとされた長谷川平蔵(享年50歳)の供養碑があります。かつては平蔵とその一家(父・宣雄、子・宣義など)の墓所がこの寺にありましたが、明治期に戒行寺の墓地が杉並区堀之内の共同墓地に移転された際、平蔵の墓も所在不明となり、いわゆる無縁墓扱いとなったとされています。
その後、平蔵の「功績と記憶を後世に残すべき」との思いから、1994年(平成6年)7月に戒行寺境内へ新たに供養碑が建立されました。
この碑は、江戸の治安を守り、罪人の更生施設「人足寄場」の設立などで無宿人や軽犯罪者の自立支援と社会復帰に尽力した平蔵への敬意と、彼の歴史的な役割を伝えるシンボルとして、今も静かに立っています。